NPO法人日本ライフナビゲーター協会

幸せとは大切な人と繋がれること~当協会では子供の個性を伸ばすと同時にお互いの違いを知ってこそ解る「相互理解」を目的にボランティア活動やライフナビゲター育成のための資格講座を開催しています

名前への想い

暦のうえでは立秋過ぎ、旧盆の時期となりました

 

この時期帰京する方が多い中故郷を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか

私も第2の故郷である会津の祖父のことをを思い出します。

会津は両親の故郷で高校生くらいまでは夏休みになると遊びに行っていました。

祖父は明治生まれ、農家の出でよく喋りて頭も良くて、

何故?と思うととことん調べていた。昔祖父の家には刀などのお宝があったようで

して町の郷土研究家の様に会津の歴史に関して自分の住む町が関わっていると

調べては書いていました。

また自分の祖先について源平時代まで調べあげたり家系図を一覧にしたりしてよく話をしてくれ聞かされていた。

調べると必ず書く、私にとってインパクトの強い祖父

村の人はオープンな祖父を頼りにしていたエピソードもあるようでしたが

昔ながらのお爺ちゃんといった感じで自己中心的なところもあったりして

一緒に住む伯父の話では振り回されもして家族からはうるさい面倒な爺ちゃんな面も

あったようです。

東京近辺に住む私の両親はなにかと頼りにしていたようです。

子供の名前に関しても

私の名前

単純に平仮名では「あけみ」 父が好きな歌手からつけたらしい

漢字にすると  「明恵美」 

学校で名前を呼ぶときに読み方を必ず聞かれます

注目されることが苦手だった私は子供心に恥ずかしくて嫌でした

中学の時に名前のことを両親に聞くと漢字はお爺ちゃんがつけたから

なぜこの漢字を使用したか、また3文字になったかは解らないと。

高校生になった時、やっと祖父に聞いたら

「なんでそんなこと聞くと?」と大きな声で言われ

「まともに呼ばれないから、嫌なんだけど」と答えるとまた大きな声で「なに??」

うる覚えではあるが大きな声を出す祖父にビクビクしつつ

負けたくないと問い詰めた感じで話をしていた。

祖父からはやっと一言「神主さんに見てもらった」と笑った。

そのころ神主といわれ、そうなんだで終わってしまいそれ以上は聞けずに

何十年も過ぎました。

名前は両親の想いを込めてつけられると識った数年たった今、

この文字の意味に興味をもち始めました

「明」 はの光線、つきあかり あきらかにする人に見えないものを見分ける力

「恵」は まるく相手を抱きこむ心をあらわす  温かくいつくしむ。「美」は 形のよい大きな羊をあらわす。神への捧もの微妙で繊細なうつくしさ

残念ながら両親は亡くなりあらためてこの漢字を見た時の想いを聞くことは

出来ません。

地道に一歩ずつすすむ今の私にとっては

奉仕の精神で人間関係や物事を進ませ月明りのようにやんわりと自分も含め

足元を照らすように導きを見出していくこと、また胸に抱くことで

この漢字を活かすことが出来るのではないでしょうか。

祖父は母方の家のこともよく知っていたようなので更に面倒見のよい家系との繋がりも考えていたの方々もしれません

この字で了承した両親は。。。家には神棚と父方祖先の位牌がありました。亡くなった両親はよく相手が何かしてくれたからやってあげるとういう考え方を嫌っていました、自分も大事だけど尽くすことを惜しむな、明るく元気に育ってほしいと美と意味も知っていたのかもしれません。

高校卒業して一人暮らしを始め両親とは小さなトラブルの繰り返しでありましたが

私の誕生を喜び大事にしてくれていたんだなぁと改めておものです。

この文字の意味を識るまでは名前負けしていた自分もいましたが一緒に歩む

道標のように想うです

自分を知り、相手を知り、時を知って未来をつくる。

半世紀近く生きて自分の元を知り、自分の名前の大切さに気付く。

現在、看護師として働きながら3世代で住む我が家

奉仕の精神で人間関係や物事を進ませ

月明りのようにやんわりと自分も含め

 

足元を照らすように導きを見出していくのかなと胸に抱くことで

私なりの楽しい方向へ進むのでしょう。

日常生活の中で不安や不満のなかで揺らいでいる同世代の方へ

少し離れたところから自分自身と向き合ってみてはいかが

お子さんとのトラブルでいき詰まったら誕生の瞬間を思い出してみてください。

あなたの故郷が思い出させてくれるかもしれません。